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日常と異変が交差するオリジナルアニメ『戦略的魔法少年』

イラストレーターであり、CGアーティストでもある石田さんによるオリジナルアニメーション『戦略的魔法少年』。YouTubeの再生回数は12万回を突破し反響を呼んでいます。
第二弾や番外編も公開され、コンビニでのネットプリント販売が開始されるなど多くの反響を呼んでいる人気シリーズの制作秘話をお伺いします。

───『戦略的魔法少年』について教えてください

日常×異変をコンセプトに、二人の魔法少年、トキとミウが「アノマリー」と呼ばれる異常現象と戦いつつ色々あって成長していく話です。

メインの動画が3〜4分の3Dアニメーション、サブでショート動画とコンセプトアートを制作して世界観を展開しています。

今はまだ個人の創作ですが、ゆくゆくはIPとして愛される作品とキャラクターにしていきたいです。

───今回の制作を始めたきっかけは

魔法少年が警察官に囲まれているイラストをXに上げたところ結構反応があったところから、現実×異質な存在のようなコンセプトを広げてキャラクターとして成立するように調整しました。

魔法少年ってヒーロー的な側面が強いけど、現実世界にいたらSCPみたいな超常現象だよね?というところから、タクティカルやホラーなど若者向けの要素を詰め込みつつそれっぽく現代ファンタジーに落とし込んでいます。

ちょうど、メインSNSをXからYouTubeにじんわり移行したいと思っていたところで、その足掛かりとしてアニメーションを作りました。

───きっかけとなった、始めに投稿したイラストはXにて大きな反響がありましたね

そうですね、現実の中にキャラクターが溶け込んでいるのは昔から人気な構図だと思いつつ、そこにコミカルな部分が入ったのが良かったのではと思っています。

───反響を受けて、どのようにアイデアをブラッシュアップしていきましたか?

ストーリーを作り込んでいく作業をしていきました。

動画を3分程度で終わらせるのと、一番大事なのは「ストーリーのためのキャラ」ではなく「キャラのためのストーリー」だと思ったので、キャラクターの説明もそれぞれの役割紹介みたいな感じに留めました。

制作する上で譲れないキャラクターへの愛

───コンセプトを作り込む際は何を考えていましたか?

キャラクターデザインが一番先にありました。

単純にキャラクターを可愛いと思って欲しい、あとは興味や次回作への期待を持って欲しいと思いながら作ってました。制作する上で顔とかポージングとか、キャラのビジュアル的な魅力はどうしても譲れないポイントです。

───石田さん的に、気に入っているキャラはいますか?

ノキアの顔のバランスと髪型が好きです。

あっさりしたデザインが好きなのでノキアの無味無臭な雰囲気が気に入ってたんですが、見てくださった方々は、意外にもユウイチが癖に刺さるという声が多かったです。

お姉さん口調のイケメン枠ってかなりニッチだと思ってたのですが、普通に需要があるのかもしれないですね。

制作について

───制作期間はどれくらいかかりましたか?

ショート動画なら1日か2日で完成させることもしばしばありますが、本編は実質3ヶ月くらいかかってます。

───映像の構成は脚本からかビジュアルからか、どちらですか?

引きのあるビジュアルをいくつか考えてその間の辻褄を合わせていく作業かもしれないです。

───制作フローを省みて、改善点などはありましたか?

ボイスをもとにアニメーションを付けるので、最初は仮で合成音声を入れてたのですが、ボイスは先にもらう方がいいかもと思いました。

───作品に無意識に入ってしまう癖はありますか?

駅の内装とか道路の信号機とか、交通系のモチーフが好きかもしれないです。

今回の作品でも、道路で戦うシーンがあります。

ちなみに道路のシーンは円形歩道橋の内側で戦っているのですが、横断歩道と歩行者用信号機を入れたところで歩道橋だからいらないじゃん、となって削除しました。

───魂を込めたシーンはありますか?

何気に最後の方でミウがドーナツを頬張ってるんですが、引きだけど頬の動きとか結構細かく作り込んでいます。

───あなたの映像に共通するテーマは?

あまり自己表現は入れないようにしています。

───今回の制作を通して、新たな発見などはありますか?

視聴者の側に立って分かりやすく、飽きさせないようなテンポ感にすることです。

何かツッコミどころや違和感があるとコメントしたくなるので、受け手の立場に立っているようにしています。

日常について

───休みの日は何をしていますか?

最近は「slay the spire」をやってます。あとは東京観光が好きです。

───ガジェットやデバイスに対するこだわりを聞きたいです。

手が小さいのでキーボードはテンキーレスの75%、キーキャップは見た目と質感が気に入ったものをカスタムして使ってます。限りなくロープロファイルでキースイッチは赤軸派です。

───自分の映像以外の分野で、影響を受けた作品はありますか?

軽井沢に行った時に見た千住博美術館の建築がとても良かったです。

───最後に、定義するならどんなクリエイターでありたいですか?

軽薄でありたいです。

インタビュー対象者

石田

石田

イラストレーター兼CGアーティスト。

2003年生まれ神奈川県出身。 2023年KASSEN入社。

X Youtube

記事執筆者

Akiko Oshima

Akiko Oshima

Interviewer / Designer

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